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あけましておめでとうございます。
怒涛の2020年も幕を閉じ、2021年がスタートしました。
皆様におかれましては、お健やかな新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
院長の新です。
2020年も終わりを迎える頃になり
「あれっ、もう師走??」と、つぶやきたくなるほどに
昨年は、時間の経過、季節の感覚がおかしくなってしまったのか
例年とは確実に違う感覚で迎えました。
皆様は、この時間や月日の経過の感覚、どのように感じられたでしょうか。
昨年を振り返ってみますと
「コロナ、コロナ、コロナ」と流行語大賞はこれで決まり!!な感じな
新型コロナウイルス一色だった1年だったように感じます。
新型コロナウイルスがこのように蔓延しなければ、日本も世界も2020年は
平和の象徴である「東京五輪」ニュースが取り上げられるはずでした。
タラレバではありますが、、、。
2020年は長い人類の歴史にとって、忘れられない忘れてはいけない1年であり、このことをこれからの人類の歴史に教訓として残さなければと個人的に思っています。
年も明け、小寒も過ぎ、本格的に寒い季節となりました。
北陸地方も、昨年の暖冬とは打って変わり雪の多い冬となっています。
東京をはじめとした首都圏、関東圏の緊急事態宣言も再度発令されました。
その他の地域も対岸の火事ではありませんね。
ヨーロッパや南アフリカでの変異体コロナウイルスの発生、流行。
新型コロナウイルスのみならず、あらゆるウイルスや感染症の感染力が強まる季節となります。
感染対策は、もう慣れっこ。万全にと思っていても、慣れてきた頃が一番警戒と気を引き締める必要があります。どうかどうか軽く考えずに、引き続きご自愛ください。
ウイルスの話しばかりで、新年を迎えるのもどうかと思いますので
ちょっと違うお話もさせてください。
僕は、無類のサッカー好きで自分でもサッカーをしていました。
ただ、現役時代は怪我する事が多く、怪我にはかなり悩まされました。
怪我の多さだけで言うと、まさに“日本代表クラス”なはず、、、。
My松葉杖を購入したほうが、レンタルするよりも安いのではないかというくらい
松葉杖にも本当にお世話になりました。
少年時代に、テレビでワールドカップのサッカーを初めて見た時の衝撃と感動が僕とサッカーの出会いでした。
鍛え上げられた体から繰り広げられる華麗な連携プレイを見ていて、胸がわくわくし興奮が止まらなかった事を今でも鮮明に覚えています。
僕は、ヨーロッパのサッカーよりもブラジルのサッカーが好きなのです。
ブラジルとヨーロッパの違いは、個人的な感想にはなりますが、ブラジルのサッカーは“個人”プレイがうまく、かつ創造的です。
個人の力が強いという事は、チームプレーが必要なサッカーでは不利なのではと思いますが、これが11人揃うと、初戦こそまとまりが悪くても、試合を重ねるごとに連携がとれてきて、今までに見たこともないような神がかり的なプレイを繰り広げるのです。
過去の勝算がある戦略とかそんなのは関係ない、理屈ではなく、人間の極限や枠を超えて生み出される、まさに奇跡とも呼ぶにふさわしい無限の可能性を感じさせる多彩な連携プレイをテレビが映し出す。一時として目を離せない。離したくない時間でした。
僕は、これがたまらなく好きでした。
ですが、日本人の多くは、ヨーロッパのサッカーがお好きな方が多いようです。
僕が分析するのもおこがましいのですが、分析してみると
ヨーロッパのサッカーは、型にはまった(よく言えば組織的な)サッカーで、スピード・体力を中心に据えたサッカー。美しいフォーメンションと動きが印象的です。
それこそブラジルの何が飛び出すか分からないというのとは対極の究極の緻密さを感じます。
過去のデータに基づき計算しつくされたことを鍛え上げられた選手たちが寸分の狂いもなく再現しプレイする。
この寸分狂いなく再現できる能力も、もの凄く稀有で尊いものと思いますが、これは好みの問題だと思いますが、僕は、予想不能な何が起こるかわからない、型破りなスタイルが好みなのでしょう。笑
ですので、ヨーロッパの美しくまとまった集団美的なサッカーには、心躍らないのだと思す。
これは、サッカーだけでなく、あらゆることに当てはまるのかと思います。
組織的に美しく規則正しい統率されたものではなく、
“個性豊かに自由に”表現されたものが全般的に好きなのです。
さらに、その個性が集まりぶつかり合い、そののちに融合が起こり連携がとれると“無限の可能性”が拡がり、その何が起こるか分からない状態や状況にも、もの凄く惹かれることに気が付きました。
このことは、医療界にも当てはまると思います。
過去の数値から導き出したエビデンスを元とした、診療マニュアルや治療ガイドラインが、病気の種類(胃潰瘍、花粉症、うつ病、肺癌など)ごとに確立し、その枠に患者さんを当てはめて診療が行われているのが現状です。
これは、医療界全体に浸透しており、何となく強制力も出てきているように感じます。
大方はこの方法で事足りるのですが、やはり人間それぞれ個性があるように、同じ病気
でもそれぞれ特徴が異なるため、患者さん自身の体質に合わず副作用が出ることもありますし、うまくいかない事も多々あるのも事実です。
顔が同じものが一つとしてないように、遺伝子もまた然りです。
画一化されるのではなく、個人個人にあったオーダーメイド治療が必要なのではないかと感じています。
オーダーメイドスタイルの治療のひとつに、“漢方薬”があります。
最近になり、日本でも再度漢方薬が見直され、全国的によく処方されるようになりました。
漢方薬局や病院以外にも、ドラックストアでもボーコレン、ナイシトールなどと名前を変えて、盛んに商品化されています。
2000年の歴史の中、継承され続ける漢方薬は、今の時代の“人に合っている”のだな
と思います。
戦後から高度成長期に合わせ、質より量の時代となりました。
よりコンビニエンスに無駄なくに賞賛が与えられてきました。
ですが、令和の時代に入り、エビデンスでは手に負えない新型コロナウイルスが流行したことにより、エビデンスありきのベルトコンベア式に加え、このオーダーメイドスタイルを取り入れるタイミングが来たのだと思わずにはいられません。
これからは、コンビニエンスからより進化した形やより個人にフォーカスが当たる時代へと移り変わりが起こっていくのではと個人的に予測しています。
新型コロナウイルスが蔓延してから、目まぐるしいスピードで当たり前が塗り替えられています。
2021年もこの流れは引き続くことでしょう。
この変化が加速して起こっている時代に上手に乗っていくには、
「みんながするからする」のではなく
「自分が何をしたいか」で判断していくことが重要な気がしています。
思考と疾病には、因果関係があると思っていますので。この変化が落ち着く頃には、世の中から依存症とされる病気が、消滅、もしくは減少しているかもしれません。
変化があるからこそ進化があります。
長い人類の歴史では、今のような事態は多々あり、それを先人たちは乗り越えて来たからこそ、今の僕たちは存在しているのです。
2021年も、明るいニュースばかりではないでしょう。
ですが、変化を恐れずに、この変化を進化の過程ととらえ、歴史に残る変化の時代の生き証人として、皆様が笑顔で健やかに2021年をお過ごしいただけるように、今年もスタッフ一同精進してまいります。
よろしくお願いいたします。
新くりにっく
院長 新 浩一