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ホームページコラム 筆不精医誌曖昧模糊 -あいまいもこ-

発熱外来のお話

VOL.62
2023.02

こんにちは
院長の新です。

 

新年あけて1月のある日の話。
発熱外来の一部分を少しお話したいと思います。

高熱の患者さまに今、流行中の新型コロナウイルス検査を行い、「陰性」。
患者様に「陰性です。」とお伝えしたところ、不満そうで、さらに、インフルエンザ検査を行い、「陰性」とお伝えしたところ、またまた納得いかない様子。
そして「じゃあ、何なんですか?(*_*;」と聞かれました。

「ほかの風邪ウイルスかと思います。」とお答えしました。

この風景は、よく見かけるように思いますが、よーく考えてみるとおかしなことです。
この事象って一体何???? 

まるで、新型コロナウイルス感染症であって欲しそうな、そう診断された方が安心なのかなと思えました。
そもそも熱の原因は、ウイルスだけではないですし。。。
(熱=コロナになっていることが怖いです。)

 

つい1、2年前までは、新型コロナウイルス感染症だと伝えると、この世の終わりかと思えるぐらいの反応でした。
例えるなら、「がんです」と告知された瞬間に近い衝撃があったのに…

同じ、新型コロナウイルスなのに、一体、この受け止め方、リアクションの違いは、何なのでしょうか???
不思議すぎます。

この事象は、マスメディアを中心とした様々な情報によるものでしょう。

同時に、今では、「ただの風邪」といった認識に近い、新型コロナウイルス感染症ですが、2年前までは、恐ろしいウイルスでありましたよね。

そうあの頃、世の中全体で犯人捜しをしていたほんの最近の話です。そして、救世主として現れたのが“567ワクチン”(コロナワクチン)です。
しかし、その救世主の“567ワクチン”を打っても感染はしますし、打てば重症化しない!と言われていますが、ただの風邪なのにそんな理由で何度も何度もうちますか?打って長引く体調不良にお悩みの方はいませんか?

 

この辺を皆さんにぜひ考えていただきたいと思います。
考えろ!なんて偉そうなことは言いません。
一緒に考えていきたいと思います。
そして考え出している方々も大勢います。

以下参考に

デジタル庁(2023年1月8日)によれば、
1回目接種率 77.9%
2回目接種率 77.4%
3回目接種率 67.8%
4回目接種率 44.0%
5回目接種率 19.3%
ワクチン接種率は、だんだんと下がってきています。

 

この目に見えない情報は、健康を維持、病気を防ぐことにおいても欠かすことのできないものでもありますが、健康を逆に害することにもなりうる厄介なものでもあると思います。

 

テレビのどこでおこっているかわからない、間違っていないとは言い切れない情報を鵜呑みにするのではなく、身近な人を見まわして、会社や学校の仲間の様子をみて、ほんとにそれ??真実?とちょっと考えてみてください。

 

以上診療風景を一部ご紹介しました。

 

 

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